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私の日記

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弔問ラプソディー

コーヒーブレイク中の昔話。
近所のお年寄りが入院中、危篤になったので、登校中の孫たちに迎えが行きました。
応対された先生が、同じ地区のPTA役員に連絡されたのですが、その時に「亡くなりそうだ」が「亡くなった」として伝えられた。
連絡を受けた役員さん、地区の自治会長にまた連絡しました。
自治会長さん、スーツ姿で、他の役員二人と、お悔みに行きました。
応対に出た長男のお嫁さん「まだ、死んでおりませんが」
面食らった会長さんたち、PTA役員さんに「亡くなったのは、どなたでしたかな」と聞きにきました。
「○○さんですが。確かに亡くなったと聞いたんですが」と役員さん。
そうこうしているうちに、亡くなったという知らせが、他から入ってきました。
自治会長さんたち、またお悔みに行きました。「まだ、帰っておりませんが」
結局、3回目に無事お悔みを述べることが出来たそうです。
その自治会長さん、もう亡くなられたが、謹厳実直という言葉そのままの方で、「3回も同じ家にお悔みに行ったのは初めてですなぁ」と仰ったそうだが、滅多にないことではあります。
その夜のお通夜、参会者の肩は波打っていました。悲しみではなく、笑いを堪えるために。
話してくれたのは、その時のPTA役員さん。こんな話が出来るのも、亡くなられた方が、天寿を全うされた方だからですね。

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by sekizono | 2012-10-27 16:58

些細なこと、大事なこと


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