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私の日記

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ケ サラ2

時々、YouTubeで木村充揮の「ケ サラ」を聞いている。今一番のお気に入りの曲だ。
70年代初頭の曲だから、結構古い。原曲はイタリア産だが、原曲の歌詞を検索してみたら、木村充揮が歌っているのと全く違う。
岩谷時子等の先行訳詩をみても全然違う。何故か自由だの、進歩だの革命歌みたいだ。
原曲は、青年が、自分の生まれ育った街を罵って、出て行く。そして、どうにかなる、なるようになると不安ながらも自分を励ましている、そんな感じの歌詞だと、私は解釈している。
木村充揮の曲は、昔、一緒に暮らして今は別れている女性のことを、思いだし、彼女の今の幸せを祈っている。
別れているからには、色々あっただろうが、もう若くない男が恩讐を乗り越え、別れた人に、人生なるようになる、と歌う。中年、いや老年に差し掛かった身にはグッとくる歌詞だ。
原曲の、ヤケッパチの「ケ サラ」より、よっぽど心に沁みる。
それにしても、岩谷時子訳といい、この曲といい、原曲とこんなに違っていたら、訳詩といえるのだろうか。

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by sekizono | 2015-08-18 18:22

些細なこと、大事なこと


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