福士幸次郎

福士幸次郎という詩人がいました。
昭和21年に貧窮のうちに亡くなった人ですが、私がこの人のことを知ったのは、佐藤愛子さんのエッセイの中ででした。
愛子さんの父、佐藤紅緑の弟子だったようですが、エッセイの中では、紅緑の息子達の不祥事の尻ぬぐいに狩り出される人として登場してくる。
だが、愛子さんは、詩人、福士幸次郎の作品を一編だけ紹介してくれた。かなり昔の本だったので、冒頭の所だけしか記憶していなかったが、検索してみると見つかった。

     感 謝
  わたし共にもやがて最後の時が來て、
  この人生と別れるなら、
  願はくば有難うと云って此の人生に別れませう。

冒頭の句だけ書き出しました。
最初に読んだ時、良い詩だと思ったけど、今改めて読むと心に沁みる気がする。
詩集が、青空文庫に収蔵されてました。全部は読まなくても、この詩だけでも、暗唱できるようになりたい。

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by sekizono | 2015-11-18 14:38

日常生活を大切に


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