2枚のカーディガン

先日、2枚のカーディガンを処分した。
2枚とも上等品であるが、私が買ったものではない。
このカーディガンの来歴話。
何年前かのある日、いとこが、新品のカーディガンがあるけど、要らない?と話を切り出した。
ご主人に先立たれ、子供もいないので一人暮らしをしていた、あるおばあさん。年金もよく資産もあって裕福な暮らしをしていたらしい。
その方が、80代の半ばごろから、認知症になり、お洒落な人だったらしいが、毎日のように、デパートに出かけ、服を買っていたらしい。
その方が亡くなったとき、義妹にあたる方が、家の整理に行ったら、家の中が、手を通していない洋服だらけだったので、驚いたそうだ。
処分しようと思ったが、着てくれる人があればということで、知り合いに話し、その知り合いがいとこの友達だったので、いとこにも話が行き、私のところにも話が来たという訳。
カーディガンは、私の背丈にほぼ合っていたから体格は同じぐらいだったと思う。
一枚は、ロング丈で、家でガウン代わりに着るのもいいかな、もう一枚はやや短めだから、外出用にと思って、家に帰って試着してみて、驚いた。ロングのほうが重いのなんのって。
こんな重いものを、80半ばの老人に売りつけた店員って、罪だ、と思ったが、デパートにとってはいいお客だったろう。
結局一回も着用することなく、短めのほうも、何回か着たが、一日着ていると肩が凝ってくるので、着るのをやめた。
でも、見れば見るほどいい品で、捨てるよりは、誰かにあげたほうがいいかなと、未練がましく持っていたが、こんな重いものを貰ってくれる人も、もはやいないだろうと、処分することにした。
一度も着られることなく、処分されたカーディガン。仕方がないか。
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by sekizono | 2017-01-21 14:04

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