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この年になって(どんな年だ)気がついた。
昔は良かったなんて嘘っぱちだ。今の方が断然いい。
昔は家族団欒があったが今は少ない。これは違う。昔の家庭では子供は端っこにいるものだった。
今のように子供を真ん中にすえた団欒なんてなかった。
子供は早く寝るもので子供が寝たあとに大人だけがおいしいものを食べていた。
いまでこそクリスマスはファミリーで楽しむものだけど、私の子供時代は大人が(特に男が)酒を飲んでハメをはずす口実だった。
昔は近所の大人が子供を叱ってくれた、なんて教育的配慮のもとにやってくれたように言うがそれも違う。あの時代、子供を叱っていた大人のほとんどがただ目の前にいる子供が目ざわりだから怒っていただけだった。
で、それが悪かったのかというと違うのですね。
子供たちは大人の目をうかがい、盗み、あるいは大人の目の届かないところで悪さをしていたんです。それで知恵をつけ、早く大きくなってやろうと思っていたんです。
昔の普通の大人は日々の暮らしに精いっぱいだったから、子供の心理を理解しましょう、なんていう人はほとんどいなかった。子供は傷つきもしたけど、たくましくもなった。
バブルがはじけて貧乏になったというけど、私たちの子供時代に比べれば圧倒的に豊かです。家庭も社会も子供を大事にします。子供を理解しましょうと、目を注ぐ。
これって子供にとっていいことなのだろうか?
ときどき、子供のときのことを思い出す。
大人は子供に無理解だったけど、子供は子供だけの世界を作ってそれなりに楽しく遊んでいた。
自動車なんてほとんどなかったから、道路も子供の遊び場だった。
今はいい時代だと思うけど、豊かになったことの代償もいろいろあるということだろうか。
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by sekizono | 2010-07-10 17:36

日常生活を大切に


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